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【鼎談】Vsinger朔雀の萌芽に立ち会ったふたりのトラック・メイカー、Yacaとhirihiriからみた『REVERSE WAVE』の魅力

Дата публикации: 07-10-2026 09:00:00


【鼎談】Vsinger朔雀の萌芽に立ち会ったふたりのトラック・メイカー、Yacaとhirihiriからみた『REVERSE WAVE』の魅力
左からhirihiri、朔雀、yaca、
「電脳世界 × ダンス・ミュージック / ストリート・カルチャーから生まれる叛逆の音楽を提示する」というハードな志を標榜するミュージック・レーベル、HAMMER COLLECTIVE(ハンマーコレクティブ)

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2026/10/07 18:00

左からhirihiri、朔雀、yaca、

「電脳世界 × ダンス・ミュージック / ストリート・カルチャーから生まれる叛逆の音楽を提示する」というハードな志を標榜するミュージック・レーベル、HAMMER COLLECTIVE(ハンマーコレクティブ)。そのナンバリング[2]としてデビューしたバーチャル・シンガー、朔雀によるファースト・フル・アルバム『REVERSE WAVE』が2026年8月26日にリリースされた。

OTOTOYでは、朔雀5枚目のシングル「Look Ahead (Prod. Yaca, hirihiri)」、そして今回のアルバムに収録された“Face a Phase (Prod. Yaca, hirihiri)”を手掛けた気鋭のサウンド・クリエイターであるYacaとhirihiriのふたりを交えた鼎談を実施。HAMMER COLLECTIVEの流星・朔雀に、クリエイター陣は何を見たのか。衝撃的な化学反応を起こした2曲の制作秘話を通じ、各々が秘めたる熱い想いを交わし合ってもらった。

個性派制作陣を招いた朔雀ファースト・アルバム!

鼎談 : 朔雀 × Yaca × hirihiri

2026年7月、Daokoが書き下ろした“サイレント・プリズム(feat.Pa's Lam System)”でデビューを飾った朔雀。そのドリーミーかつコズミックな存在感を活かし、Yaca、hirihiri、ケンモチヒデフミ、R Sound Design、biz、ZERAといった超個性派クリエイターたちと共にシーンに鮮烈な衝撃を刻む楽曲を続け様にリリース。満を持してとなる1stフル・アルバムには更にポリスピカデリー、KOTONOHOUSE、maeshima soshiを迎え、隙の無い陣容による珠玉の10曲を揃えてみせた。今回は、アルバムの中枢とも言える2曲、“Look Ahead (Prod. Yaca, hirihiri)”、“Face a Phase (Prod. Yaca, hirihiri)”を軸に本作の魅力を語ってもらった。

インタビュー&文 : オグマフミヤ

Yacaとhirihiriが感じ取ったシンガー・朔雀の稀有な才覚

──“Look Ahead (Prod. Yaca, hirihiri)”、“Face a Phase (Prod. Yaca, hirihiri)”共にhirihiriさんとYacaさんタッグによる激しさとポップス精神が全開の楽曲に仕上がっていました。

朔雀:“Face a Phase (Prod. Yaca, hirihiri)”はすごく歌いやすくて、どう歌うのかすぐイメージできたんですけど、“Look Ahead (Prod. Yaca, hirihiri)”はYacaさんの仮歌の時点でものすごくカッコよくて、Yacaさん独特の歌い方をどうやって自分なりに歌うのか考えるのがすごく難しかったです。でもそういう挑戦もできて嬉しかったので、2曲ともレコーディングは超楽しかったですね!

Yaca:ご一緒するのは今回が初めてでしたけど、甘めにしないで大丈夫と言われていたので手加減なしのものをお渡ししたんですが、僕の込めたイメージをしっかり咀嚼してくれていてかなり驚きました。

hirihiri:Yacaさんの本気具合は僕も感じていたんですが、それをものともせず、さらに朔雀さんらしさを加えながら歌ってくれたので、難しさを感じてたとはとても信じられない出来でしたね。

──シンガーとしての朔雀さんの第一印象はいかがでしたか?

Yaca:これまでの楽曲を聴いて感じたのは、僕らが何をやっても大丈夫だなって安心感です。いろんな曲調を歌いこなしていましたし、だからこそまだ見せてない部分にも期待が出来る。僕の特徴である母音をハッキリさせない感じとか入れまくっても大丈夫だろうし、手癖が出過ぎてしまうこととかも考えずに全力でやろうと思いました。

hirihiri:僕も何にも心配することはないなと感じました、実際Yacaさんの細かいニュアンスとかも全部拾えてましたし。僕の場合はボーカル・チョップしていく時に、歌を声として聴くのではなくて音としてのカッコよさだけを意識するんですが、朔雀さんの歌声はどう切り貼りしてもカッコよくて、歌声に個性がしっかりある方だなと思いました。

朔雀:嬉しすぎて口角が天井に突き刺さっちゃいそうです!!!

【MV】朔雀 - Face a Phase (Prod. Yaca, hirihiri)

【MV】朔雀 - Face a Phase (Prod. Yaca, hirihiri)

──今回の2曲は制作時期がほぼ同時だったそうですが、そもそもどのような経緯で制作が進んだのでしょう?

Yaca:僕とhirihiriさんはユニットを組んでるわけじゃないんですが、「power!」という楽曲を一緒に作ってからこのコンビで楽曲制作を依頼されることが増えたんです。これまでいくつか一緒に楽曲をつくってきて、少し箔も付いてきたのかなというタイミングで今回の依頼をいただきました。そこで僕らのこれまでの活動をすごく理解してくださった上で「一回しっかりと令和の本流のハイパーポップをやりたい」と熱い思いを伝えてくださったんですよね。

hirihiri:最初のミーティングからものすごい熱意を持ってくださっているのが分かって感激しました。

Yaca:hirihiriさんはしっかりトラックをつくりつつもその時々のマイブームを楽曲に入れ込むのがスタイルで、だからこそ最新鋭の音楽ができるアーティストだと思うんですが、これだけしっかり僕らのスタイルを理解してくれているなら、hirihiriさんのやりたいことを全開で出してもらっても大丈夫だなと思ったんです。

hirihiri & Yaca - power! (Visualizer)

hirihiri & Yaca - power! (Visualizer)

──そうして出来た2曲のうち後に出来上がった“Look Ahead (Prod. Yaca, hirihiri)”があまりのインパクトを放っていたため先にシングル・カットされることが決まったそうですね。

hirihiri:リファレンスとしてはもっとマイナーキーの楽曲をいただいていたので、参考にしつつこれまであまり挑戦してこなかったタイプの方向性でやってみようと思いました。その上でジャンルとしてのハイパーフリップを意識した結果、ちょっと自分でもチャレンジングな楽曲になった手応えだったんですが、最初にお送りした時点でとても喜んでもらえたので良かったです。

Yaca:こっちが二曲目だったからこそそういう挑戦もできたのかなとは思いますね。“Face a Phase (Prod. Yaca, hirihiri)”でしっかり手応えを感じることができたので、“Look Ahead (Prod. Yaca, hirihiri)”ではもっと攻め込んでいこうって意識ができた結果、よりインパクトの強い楽曲になったんじゃないでしょうか。

──歌唱についてはどのようなイメージをされていましたか?

朔雀:これまでは可愛い感じとかふわふわした感じで歌ってきたんですけど、“Look Ahead (Prod. Yaca, hirihiri)”はカッコよく歌わないと格好がつかない楽曲だと感じたんです。でも朔雀っぽい甘めなテイストも入れていきたいし、しっかりリズムに乗れるような歌い方をしたいなと考えていて、Yacaさんからいろんなリズムの乗り方を教えてもらいながらレコーディングすることができました。曲をつくってもらった方に直接ディレクションしてもらうのが初めてだったのですごく楽しかったです!

Yaca:そうだったんですか?!すごいスムーズにやりとりできたので、全然そう思えなかったです(笑)。

こういう風にやってもらいたいって伝えると、すぐ「はい!」って言ってくれて、次のテイクにはしっかり反映されてるからもう「人間DTMか?!」って感じでした。「ここは難しいかもしれない」って思ってた部分もまったく躓くことなかったですし、仮歌からニュアンスを拾ってもらうのがめちゃくちゃ上手かったので、その上でどう味付けするかを考えることができましたね。

女性アーティストに楽曲を提供する場合、本当は仮歌も女性に歌ってもらった方がいいんですが、僕の場合は独特のニュアンスも含めて伝えたいので他の人に任せるわけにはいかないんです。だから二重に難しかったと思うんですが、レコーディングまでに細かなニュアンスをしっかり自分のものにしてくれていて、僕としてもやりやすかったしとにかく衝撃のレコーディングでした。

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